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知るほど、変わる。 ナーガラージのオイルの話。

知るほど、変わる。 ナーガラージのオイルの話。

journal — nagaraj 知るほど、変わる。ナーガラージのオイルの話。 ナーガラージのオイルは、5000年の伝統医学アーユルヴェーダの知恵からできています。その背景にある考え方、選び抜かれた素材、日々のケアの話を、テーマごとにまとめました。読むほどに、手にするオイルが、違って見えてきます。 01 アーユルヴェーダを知る 考え方・入門 アーユルヴェーダとは。5000年つづく、生命の知恵 「生命の科学」という意味から、ドーシャ(体質)の考え方まで。まずはここから。 → オイルは、「薬」だった。 なぜオイルが薬になるのか。皮膚から届ける、アーユルヴェーダ独自のオイル観。 → ごま油と、ココナッツ。台所にある、5000年の知恵 温めるオイルと鎮めるオイル。正反対の2つが核に置かれてきた理由。 → 02 頭皮・ヘアケア お悩み・商品ストーリー 髪を傷めるのは、熱と乾燥? 白髪、薄毛、パサつき。体質別の髪の傾向と、それぞれの対策。 → 薄毛も白髪も、5000年前から悩みだった。 「髪は作物、頭皮は土壌」。アーユルヴェーダの頭皮ケアの考え方。 → ヘアオイルを頭皮と髪に塗る 南インドのドクターの処方箋から。ゆるむことは、美容である。 → 03...

知るほど、変わる。 ナーガラージのオイルの話。

journal — nagaraj 知るほど、変わる。ナーガラージのオイルの話。 ナーガラージのオイルは、5000年の伝統医学アーユルヴェーダの知恵からできています。その背景にある考え方、選び抜かれた素材、日々のケアの話を、テーマごとにまとめました。読むほどに、手にするオイルが、違って見えてきます。 01 アーユルヴェーダを知る 考え方・入門 アーユルヴェーダとは。5000年つづく、生命の知恵 「生命の科学」という意味から、ドーシャ(体質)の考え方まで。まずはここから。 → オイルは、「薬」だった。 なぜオイルが薬になるのか。皮膚から届ける、アーユルヴェーダ独自のオイル観。 → ごま油と、ココナッツ。台所にある、5000年の知恵 温めるオイルと鎮めるオイル。正反対の2つが核に置かれてきた理由。 → 02 頭皮・ヘアケア お悩み・商品ストーリー 髪を傷めるのは、熱と乾燥? 白髪、薄毛、パサつき。体質別の髪の傾向と、それぞれの対策。 → 薄毛も白髪も、5000年前から悩みだった。 「髪は作物、頭皮は土壌」。アーユルヴェーダの頭皮ケアの考え方。 → ヘアオイルを頭皮と髪に塗る 南インドのドクターの処方箋から。ゆるむことは、美容である。 → 03...

命の果実と呼ばれるアムラ -インドで「母」と呼ばれてきたもの-

命の果実と呼ばれるアムラ -インドで「母」と呼ばれてきたもの-

アムラは、インドの伝統医学アーユルヴェーダで「母」「命の果実」と呼ばれてきた果実です。どんな実なのか、なぜ髪や頭皮のお手入れに使われてきたのか、なぜオイルに漬けるのか。はじめての方にもわかるようにご紹介します

命の果実と呼ばれるアムラ -インドで「母」と呼ばれてきたもの-

アムラは、インドの伝統医学アーユルヴェーダで「母」「命の果実」と呼ばれてきた果実です。どんな実なのか、なぜ髪や頭皮のお手入れに使われてきたのか、なぜオイルに漬けるのか。はじめての方にもわかるようにご紹介します

ハイビスカスには、2つの顔がある——種子のオイルと、花の浸出オイル

ハイビスカスには、2つの顔がある——種子のオイルと、花の浸出オイル

oil stories — hibiscus 同じ花から生まれる、ふたつのちがうオイル 赤く咲くハイビスカスは、インドで古くから「髪の女神の花」と呼ばれ、髪や肌の手入れに用いられてきました。けれど、ひとくちに「ハイビスカスのオイル」といっても、実はまったく性格の異なる2つの形があります。ひとつは、花が散ったあとに残る種子から搾るオイル。もうひとつは、花びらそのものをオイルに漬け込んでつくる、浸出オイル(インフュージョンオイル)。 原料は同じ植物なのに、どこを、どう使うかで、まるで違う個性が生まれる。今日は、その2つのちがいと、それぞれが得意とすることのおはなしです。 ハイビスカス種子オイル——種を搾る、じっくり派 ひとつめは、種子から搾られるオイルです。 花びらの華やかさではなく、花が終わったあとに残る小さな種子。そこにこそ、アーユルヴェーダが大切にしてきた恵みが凝縮されている、と考えられてきました。 種子から搾ったオイルには、ビタミンE(トコフェロール)やリノール酸・オレイン酸といった、植物オイルらしい成分が含まれます。比較的軽やかで肌になじみやすく、酸化しにくいという扱いやすさもあり、日々の手入れにくりかえし使うのに向いた、落ち着いた性格のオイルです。 種子オイルが得意とすることは、時間をかけて、じっくり寄り添うこと。すぐに何かが劇的に変わる、という派手さより、続けるほどに心地よさを実感していく——そんな内側から養うタイプのオイルといえます。 ※これらは成分としての一般的な特徴であり、特定の効果を保証するものではありません。 ハイビスカス花の浸出オイル——花を漬け込む、めぐり派 もうひとつが、花びらをオイルに漬け込んでつくる浸出オイル(インフュージョンオイル)です。 つくり方は、シンプルだけれど手間のかかるもの。ベースとなる植物オイルに、ハイビスカスの花をじっくり漬け込み、時間をかけて花の成分をオイルへ移していきます。搾るのではなく、“移す”——アーユルヴェーダがハーブオイルをつくるときの、伝統的な手法です。 花には、種子とはまた違う成分が含まれます。花の色のもとになるポリフェノール類などが、オイルにゆっくりと溶け出していく。こうしてできた浸出オイルは、めぐりや、肌が明るく見えるようなつかい心地で知られ、巷では「天然のボトックス」という愛称で呼ばれることもあるほど、花の力に期待を寄せられてきた素材です。 (※「天然のボトックス」はあくまで一般に用いられる俗称であり、医薬品のような作用を示すものではありません。) 花の浸出オイルが得意とすることは、つかった瞬間の心地よさ、めぐるような使用感。じっくり型の種子オイルに対して、こちらは“いま”に働きかける、はつらつとした個性をもっています。 種子と花、2つを使い分けるという発想 同じハイビスカスでも、種子と花では、得意なことがちがう。 seed / 種子オイル じっくり、内側から 続けるほどに寄り添う、落ち着いた個性。 flower / 花の浸出オイル いま、めぐるように...

ハイビスカスには、2つの顔がある——種子のオイルと、花の浸出オイル

oil stories — hibiscus 同じ花から生まれる、ふたつのちがうオイル 赤く咲くハイビスカスは、インドで古くから「髪の女神の花」と呼ばれ、髪や肌の手入れに用いられてきました。けれど、ひとくちに「ハイビスカスのオイル」といっても、実はまったく性格の異なる2つの形があります。ひとつは、花が散ったあとに残る種子から搾るオイル。もうひとつは、花びらそのものをオイルに漬け込んでつくる、浸出オイル(インフュージョンオイル)。 原料は同じ植物なのに、どこを、どう使うかで、まるで違う個性が生まれる。今日は、その2つのちがいと、それぞれが得意とすることのおはなしです。 ハイビスカス種子オイル——種を搾る、じっくり派 ひとつめは、種子から搾られるオイルです。 花びらの華やかさではなく、花が終わったあとに残る小さな種子。そこにこそ、アーユルヴェーダが大切にしてきた恵みが凝縮されている、と考えられてきました。 種子から搾ったオイルには、ビタミンE(トコフェロール)やリノール酸・オレイン酸といった、植物オイルらしい成分が含まれます。比較的軽やかで肌になじみやすく、酸化しにくいという扱いやすさもあり、日々の手入れにくりかえし使うのに向いた、落ち着いた性格のオイルです。 種子オイルが得意とすることは、時間をかけて、じっくり寄り添うこと。すぐに何かが劇的に変わる、という派手さより、続けるほどに心地よさを実感していく——そんな内側から養うタイプのオイルといえます。 ※これらは成分としての一般的な特徴であり、特定の効果を保証するものではありません。 ハイビスカス花の浸出オイル——花を漬け込む、めぐり派 もうひとつが、花びらをオイルに漬け込んでつくる浸出オイル(インフュージョンオイル)です。 つくり方は、シンプルだけれど手間のかかるもの。ベースとなる植物オイルに、ハイビスカスの花をじっくり漬け込み、時間をかけて花の成分をオイルへ移していきます。搾るのではなく、“移す”——アーユルヴェーダがハーブオイルをつくるときの、伝統的な手法です。 花には、種子とはまた違う成分が含まれます。花の色のもとになるポリフェノール類などが、オイルにゆっくりと溶け出していく。こうしてできた浸出オイルは、めぐりや、肌が明るく見えるようなつかい心地で知られ、巷では「天然のボトックス」という愛称で呼ばれることもあるほど、花の力に期待を寄せられてきた素材です。 (※「天然のボトックス」はあくまで一般に用いられる俗称であり、医薬品のような作用を示すものではありません。) 花の浸出オイルが得意とすることは、つかった瞬間の心地よさ、めぐるような使用感。じっくり型の種子オイルに対して、こちらは“いま”に働きかける、はつらつとした個性をもっています。 種子と花、2つを使い分けるという発想 同じハイビスカスでも、種子と花では、得意なことがちがう。 seed / 種子オイル じっくり、内側から 続けるほどに寄り添う、落ち着いた個性。 flower / 花の浸出オイル いま、めぐるように...

セサミオイルは、なぜアーユルヴェーダの"王様"なのか

セサミオイルは、なぜアーユルヴェーダの"王様"なのか

oil stories — sesame 5000年、オイルの中心にありつづけたオイル インドの伝統医学アーユルヴェーダには、5000年かけて選び抜かれてきた「オイルの知恵」があります。数百種類ある薬用オイルの、その大半のベースになってきたのが——キッチンでもおなじみの、セサミオイル(ごま油)でした。アーユルヴェーダで「オイル」といえば、まずセサミを指すといっても大げさではありません。まさに、すべての中心にあるオイルです。 なぜ、この一本がそれほどまでに大切にされてきたのか。そして現代科学は、それをどう見ているのか。知ると少し世界が変わる、オイルのはなしです。 セサミオイルが“核”とされてきた、3つの理由 ①体をあたためる「温性」のオイルだから アーユルヴェーダでは、オイルそのものにも性質があると考えます。セサミオイルは「温性」——体をあたため、乾きや冷えをやわらげるオイルとして扱われてきました。 わたしたちの不調の多くは、乾き・冷え・ゆらぎ(アーユルヴェーダでいう「ヴァータの乱れ」)から来るとされます。セサミオイルは、それを穏やかに鎮める“守りの要”のような存在だったのです。 ②奥まで届く、特別ななじみやすさがあるとされたから アーユルヴェーダの伝統では、セサミオイルは数あるオイルの中でも、体の深いところまでゆきわたる別格のなじみやすさを持つと考えられてきました。 だからこそ、ハーブの力を移す“運び役”として重宝されてきたのです。薬効のある植物をセサミオイルにじっくり浸け込み、そのオイルを肌になじませることで、植物の恵みをからだに届ける——という発想。アーユルヴェーダの膨大なハーブオイルが、セサミをベースにつくられてきたのには、こうした理由があります。 ③全身の手当ての、基本だから セサミオイルを全身にすり込むオイルマッサージ「アビヤンガ」は、アーユルヴェーダの日常ケアの中心にあります。肌をうるおいで満たし、こわばりをほぐし、心を落ち着かせる——この毎日の儀式を支えてきたのが、セサミオイルでした。 「オイルは千の病を癒す」という言葉が残るほど、オイル、とりわけセサミは、暮らしの真ん中にありつづけたのです。 現代科学が見つめる、セサミの成分 では、この伝統に、科学の視点からは何が見えるのでしょうか。 ごまには、セサミンやセサモールという、ごまならではの抗酸化成分が含まれています。抗酸化とは、酸化——いわば“サビ”——にブレーキをかける働きのこと。この成分のおかげで、セサミオイルそのものも、とても酸化しにくい油になっています。 昔の人が理由を知らないまま「セサミオイルは日持ちする」と感じていたことには、ちゃんと成分の裏づけがあったわけです。 さらに、こうした成分を用いた研究では、紫外線を浴びた条件で色素に関わる変化や、ハリに関わる成分をめぐる報告も出ています。 (オイルに含まれる成分での実験の例であり、製品としての効果を示すものではありません。) 「セサミは肌を健やかに保つ」という言い伝えに、現代科学が少しずつ光を当てはじめている——そんな段階にあります。 すべてのオイルの、中心にして頂点。 温めるオイル、セサミ。抗酸化の成分を秘め、多くのハーブを受けとめる“土台”として、アーユルヴェーダの中心にありつづけてきました。台所のオイルに、5000年の物語が眠っている——次にセサミを手に取るとき、少しだけ、その特別さを思い出してみてください。 補足 アーユルヴェーダで使われるのは太白ごま油です。市販のごま油が適用されるわけではありません。 セサミオイルをベースにした、Nagaraj のオイル...

セサミオイルは、なぜアーユルヴェーダの"王様"なのか

oil stories — sesame 5000年、オイルの中心にありつづけたオイル インドの伝統医学アーユルヴェーダには、5000年かけて選び抜かれてきた「オイルの知恵」があります。数百種類ある薬用オイルの、その大半のベースになってきたのが——キッチンでもおなじみの、セサミオイル(ごま油)でした。アーユルヴェーダで「オイル」といえば、まずセサミを指すといっても大げさではありません。まさに、すべての中心にあるオイルです。 なぜ、この一本がそれほどまでに大切にされてきたのか。そして現代科学は、それをどう見ているのか。知ると少し世界が変わる、オイルのはなしです。 セサミオイルが“核”とされてきた、3つの理由 ①体をあたためる「温性」のオイルだから アーユルヴェーダでは、オイルそのものにも性質があると考えます。セサミオイルは「温性」——体をあたため、乾きや冷えをやわらげるオイルとして扱われてきました。 わたしたちの不調の多くは、乾き・冷え・ゆらぎ(アーユルヴェーダでいう「ヴァータの乱れ」)から来るとされます。セサミオイルは、それを穏やかに鎮める“守りの要”のような存在だったのです。 ②奥まで届く、特別ななじみやすさがあるとされたから アーユルヴェーダの伝統では、セサミオイルは数あるオイルの中でも、体の深いところまでゆきわたる別格のなじみやすさを持つと考えられてきました。 だからこそ、ハーブの力を移す“運び役”として重宝されてきたのです。薬効のある植物をセサミオイルにじっくり浸け込み、そのオイルを肌になじませることで、植物の恵みをからだに届ける——という発想。アーユルヴェーダの膨大なハーブオイルが、セサミをベースにつくられてきたのには、こうした理由があります。 ③全身の手当ての、基本だから セサミオイルを全身にすり込むオイルマッサージ「アビヤンガ」は、アーユルヴェーダの日常ケアの中心にあります。肌をうるおいで満たし、こわばりをほぐし、心を落ち着かせる——この毎日の儀式を支えてきたのが、セサミオイルでした。 「オイルは千の病を癒す」という言葉が残るほど、オイル、とりわけセサミは、暮らしの真ん中にありつづけたのです。 現代科学が見つめる、セサミの成分 では、この伝統に、科学の視点からは何が見えるのでしょうか。 ごまには、セサミンやセサモールという、ごまならではの抗酸化成分が含まれています。抗酸化とは、酸化——いわば“サビ”——にブレーキをかける働きのこと。この成分のおかげで、セサミオイルそのものも、とても酸化しにくい油になっています。 昔の人が理由を知らないまま「セサミオイルは日持ちする」と感じていたことには、ちゃんと成分の裏づけがあったわけです。 さらに、こうした成分を用いた研究では、紫外線を浴びた条件で色素に関わる変化や、ハリに関わる成分をめぐる報告も出ています。 (オイルに含まれる成分での実験の例であり、製品としての効果を示すものではありません。) 「セサミは肌を健やかに保つ」という言い伝えに、現代科学が少しずつ光を当てはじめている——そんな段階にあります。 すべてのオイルの、中心にして頂点。 温めるオイル、セサミ。抗酸化の成分を秘め、多くのハーブを受けとめる“土台”として、アーユルヴェーダの中心にありつづけてきました。台所のオイルに、5000年の物語が眠っている——次にセサミを手に取るとき、少しだけ、その特別さを思い出してみてください。 補足 アーユルヴェーダで使われるのは太白ごま油です。市販のごま油が適用されるわけではありません。 セサミオイルをベースにした、Nagaraj のオイル...

ココナッツオイルは、髪にとっての"特別なオイル"

ココナッツオイルは、髪にとっての"特別なオイル"

oil stories — coconut 暑い土地で、髪を守りつづけてきたオイル インドの伝統医学アーユルヴェーダには、5000年かけて選び抜かれてきた「オイルの知恵」があります。その中で、セサミオイルが「温めるオイル」として核にあるなら、ココナッツオイルはちょうどその逆——「冷性」、ほてりを鎮めるオイルとして扱われてきました。強い陽射しの南インドやスリランカで、髪と頭皮の日常を支えてきた、暮らしに欠かせない一本です。 そしてこのココナッツオイル、髪のケアという点では、科学的な視点からも興味深い報告が重なっているオイルでもあります。知ると少し世界が変わる、オイルのはなしです。 アーユルヴェーダにとっての、ココナッツ アーユルヴェーダでは、オイルそのものにも性質があると考えます。 ココナッツオイルは「冷性」——熱やほてりを穏やかにととのえるオイルとされてきました。暑さで火照りやすい土地では、体を冷やしすぎず、けれど過剰な熱を鎮める、その塩梅のよさが重宝されたのです。 体質を三つのエネルギー(ドーシャ)で読み解く考え方の中では、熱の性質をもつ「ピッタ」を穏やかにする素材として、伝統的に位置づけられてきました。だからこそ、乾きやすく火照りやすい頭皮の手入れに、古くから冷やすオイルのココナッツが選ばれてきたのです。 現代科学が見つめる、ココナッツオイルと髪 髪のケアという点で、ココナッツオイルはたびたび研究の対象になってきました。 いくつかのオイルを比べた知られた実験では、ココナッツオイル・ヒマワリ油・鉱物油を試したところ、髪の傷みに関わる指標に違いが見られたと報告されています。 その鍵とされるのが、分子の形です。ココナッツオイルの主成分ラウリン酸は、比較的小さくまっすぐな形をしています。そのため、表面をなじませるだけの他のオイルと違い、髪の内部にまで入り込みやすいと考えられてきました。 内部になじんだオイルが、髪が水を含んでふくらむのをやわらげ、洗うときの負担を減らす。実験では、傷んだ髪から流れ出るタンパク質が、条件によってかなり減ったという報告も出ています。 (オイルを用いた実験の例であり、製品としての効果を示すものではありません。) 5000年前から知っていた、「塗って、置いて、洗う」 いちばん面白いのは、ここからです。 その実験は、こうも教えてくれました。ココナッツオイルは「シャンプーの後」ではなく「前」に、しばらく置いてから洗うのが、より効果的だと。 これは、アーユルヴェーダのやり方そのものなのです。髪と頭皮にオイルをなじませ、時間をおいてから洗い流す——インドで何千年も続いてきた「オイルパック」の作法と、ぴたりと重なります。 理由も仕組みも知らないまま、経験だけで「塗って、置いて、洗う」という順序にたどり着いていた。そして現代の実験室が、5000年越しに「その順番で合っています」と言葉を添えた。伝統の知恵の底力を感じる話です。 経験がたどり着いた場所へ、科学が5000年越しに追いついた。 鎮めるオイル、ココナッツ。暑い土地で髪を守りつづけ、経験だけでたどり着いた「塗って、置いて、洗う」という作法に、現代の研究がそっと言葉を添えました。次にココナッツを手に取るとき、少しだけ、その奥行きを思い出してみてください。 ココナッツオイルが主成分の頭皮ヘア用オイル。ぜひ試してみてください。 お取り扱いについて 天然ココナッツオイルは20℃以下で固まる性質があるため、秋冬になると固まります。湯煎で温めるか、体温程度ですぐ液体に戻りますので、お試しください。 ココナッツオイルが主成分の、頭皮・ヘア用オイル HAIR &...

ココナッツオイルは、髪にとっての"特別なオイル"

oil stories — coconut 暑い土地で、髪を守りつづけてきたオイル インドの伝統医学アーユルヴェーダには、5000年かけて選び抜かれてきた「オイルの知恵」があります。その中で、セサミオイルが「温めるオイル」として核にあるなら、ココナッツオイルはちょうどその逆——「冷性」、ほてりを鎮めるオイルとして扱われてきました。強い陽射しの南インドやスリランカで、髪と頭皮の日常を支えてきた、暮らしに欠かせない一本です。 そしてこのココナッツオイル、髪のケアという点では、科学的な視点からも興味深い報告が重なっているオイルでもあります。知ると少し世界が変わる、オイルのはなしです。 アーユルヴェーダにとっての、ココナッツ アーユルヴェーダでは、オイルそのものにも性質があると考えます。 ココナッツオイルは「冷性」——熱やほてりを穏やかにととのえるオイルとされてきました。暑さで火照りやすい土地では、体を冷やしすぎず、けれど過剰な熱を鎮める、その塩梅のよさが重宝されたのです。 体質を三つのエネルギー(ドーシャ)で読み解く考え方の中では、熱の性質をもつ「ピッタ」を穏やかにする素材として、伝統的に位置づけられてきました。だからこそ、乾きやすく火照りやすい頭皮の手入れに、古くから冷やすオイルのココナッツが選ばれてきたのです。 現代科学が見つめる、ココナッツオイルと髪 髪のケアという点で、ココナッツオイルはたびたび研究の対象になってきました。 いくつかのオイルを比べた知られた実験では、ココナッツオイル・ヒマワリ油・鉱物油を試したところ、髪の傷みに関わる指標に違いが見られたと報告されています。 その鍵とされるのが、分子の形です。ココナッツオイルの主成分ラウリン酸は、比較的小さくまっすぐな形をしています。そのため、表面をなじませるだけの他のオイルと違い、髪の内部にまで入り込みやすいと考えられてきました。 内部になじんだオイルが、髪が水を含んでふくらむのをやわらげ、洗うときの負担を減らす。実験では、傷んだ髪から流れ出るタンパク質が、条件によってかなり減ったという報告も出ています。 (オイルを用いた実験の例であり、製品としての効果を示すものではありません。) 5000年前から知っていた、「塗って、置いて、洗う」 いちばん面白いのは、ここからです。 その実験は、こうも教えてくれました。ココナッツオイルは「シャンプーの後」ではなく「前」に、しばらく置いてから洗うのが、より効果的だと。 これは、アーユルヴェーダのやり方そのものなのです。髪と頭皮にオイルをなじませ、時間をおいてから洗い流す——インドで何千年も続いてきた「オイルパック」の作法と、ぴたりと重なります。 理由も仕組みも知らないまま、経験だけで「塗って、置いて、洗う」という順序にたどり着いていた。そして現代の実験室が、5000年越しに「その順番で合っています」と言葉を添えた。伝統の知恵の底力を感じる話です。 経験がたどり着いた場所へ、科学が5000年越しに追いついた。 鎮めるオイル、ココナッツ。暑い土地で髪を守りつづけ、経験だけでたどり着いた「塗って、置いて、洗う」という作法に、現代の研究がそっと言葉を添えました。次にココナッツを手に取るとき、少しだけ、その奥行きを思い出してみてください。 ココナッツオイルが主成分の頭皮ヘア用オイル。ぜひ試してみてください。 お取り扱いについて 天然ココナッツオイルは20℃以下で固まる性質があるため、秋冬になると固まります。湯煎で温めるか、体温程度ですぐ液体に戻りますので、お試しください。 ココナッツオイルが主成分の、頭皮・ヘア用オイル HAIR &...

アーユルヴェーダの核心にある、ごま油とココナッツオイルの秘密

アーユルヴェーダの核心にある、ごま油とココナッツオイルの秘密

ごま油は「温める油」、ココナッツは「冷ます油」。5000年前から使い分けられてきた2つの油の秘密と、現代科学が証明した「塗って、置いて、洗う」の正しさについて。

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