8つの厳選オイルについて(頭皮ヘア用オイル)

8つの厳選オイルについて(頭皮ヘア用オイル)

Nagaraj — Scalp & Hair Oil

8つの厳選オイルについて

インドのアーユルヴェーダ・ドクターから受け継いだ伝統処方を、
独自に改良して配合しました。
知るほど深い、厳選オイルの話。

01アーユルヴェーダのオイルとは?

仕組みがわかると、もっとおもしろい

「アーユルヴェーダのヘアオイル」と聞くと、なんとなく良さそう、で終わってしまいがちです。けれどここには、数千年かけて組み上げられた、はっきりした理屈があります。それがわかると、手に取っているオイルが違って見えてきます。

02アーユルヴェーダから見た、このオイルの役割

アーユルヴェーダでは、人のからだを「ヴァータ(風)」「ピッタ(火)」「カパ(水)」という3つのはたらきのバランスで捉えます。

  はたらき 増えすぎると
ヴァータ(風) 動き・乾燥 乾燥、パサつき、気持ちの落ち着かなさ
ピッタ(火) 熱・変換 ほてり、頭皮の熱っぽさ
カパ(水) 重さ・うるおい 重だるさ、べたつき

髪と頭皮のことで気になりやすいのは、多くの場合ヴァータとピッタです。乾いてパサつく、頭皮がつっぱる——これはヴァータが増えた状態。頭皮が熱っぽく感じる——これはピッタが増えた状態と考えられてきました。

この処方は、その両方に手が届くよう組まれています。

  • ヴァータを鎮める、温める性質のオイルセサミオイル、ヒマシ油。乾燥に寄り添い、うるおいで満たします。オイルが心をほどき、リラクゼーションをもたらすのも、伝統的にはヴァータが静まるためと考えられてきました。
  • ピッタを鎮める、冷やす性質のオイルココナッツオイル、ハイビスカスシードオイル、サンダルウッド。こもった熱をやわらげ、頭皮をすこやかに保ちます。
  • そこにアムラを重ねますアーユルヴェーダで「ラサーヤナ(若々しさを保つもの)」と呼ばれ、髪の処方の中心に据えられてきた果実です。

温めるオイルと、冷やすオイル。相反するものを同時に置くのが、この処方の設計です。乾燥にも、こもった熱にも、どちらにも寄り添えます。

03配合オイル 詳細

各オイルの「ドーシャへの働き」欄 ── = そのドーシャを鎮める(下げる)/ = そのドーシャを増やす(上げる)/ ↓↓ = とくに強く鎮める

01

ココナッツオイル

化粧品表示名:ヤシ油

サンスクリット名
ナーリケーラ(Narikela)
性質
冷性(冷やす)/重さとなめらかさをもつ
ドーシャへの働き
ヴァータ(風)↓ピッタ(火)↓↓カパ(水)↑
働き
頭部にこもった熱を鎮め、うるおいで満たす
主な脂肪酸
ラウリン酸をはじめとする中鎖脂肪酸
この処方での役割
配合量最大。全体の感触の土台をつくる

南インドの家庭では、髪のお手入れといえば、まずココナッツオイルでした。暑さのこもる土地で毎日のように使われてきたことから、アーユルヴェーダでは熱を鎮める、冷やす性質のオイルとして位置づけられています。頭皮が熱っぽく感じるとき——ピッタが増えた状態に寄り添うオイルです。

成分としての特徴は、ラウリン酸を主体とする「中鎖脂肪酸」に富むこと。分子が比較的小さくまっすぐな形をしているため、髪の主成分であるケラチンとなじみやすい性質が、化粧品科学の研究でも報告されています。数ある植物オイルのなかでも、毛髪との相性がとりわけ語られてきたオイルです。

この処方ではもっとも配合量が多く、全体の感触の土台をつくっています。重たさを残さず、後に続くオイルたちを髪と頭皮に運んでいく役割です。

02

セサミオイル

化粧品表示名:ゴマ油

サンスクリット名
ティラ(Tila)
性質
温性(温める)/重さと、深く行きわたる性質
ドーシャへの働き
ヴァータ(風)↓↓ピッタ(火)↑カパ(水)↑
働き
乾燥と冷えをやわらげ、落ち着きをもたらす。伝統的なオイル処方の土台
主な脂肪酸
オレイン酸・リノール酸/セサミンなどの抗酸化成分
この処方での役割
ココナッツオイルと並ぶベース。うるおいと落ち着きのある感触

アーユルヴェーダのオイルマッサージ「アビヤンガ」で、古くから最初に挙げられてきたのがセサミオイルです。温める性質をもつとされ、乾燥や冷えに傾きやすい状態——ヴァータ——を落ち着かせるベースとして、数千年にわたって使われてきました。アビヤンガにこのオイルが選ばれ続けてきたのは、そのためです。

ハーブの力を移してつくる伝統的なヘアオイルの土台となるのも、多くの場合このセサミオイルです。つまりセサミオイルは、アーユルヴェーダのオイル処方そのものの出発点にある素材だと言えます。

成分としては、オレイン酸とリノール酸をバランスよく含み、さらにセサミンなどゴマ特有の抗酸化成分をもつことが知られています。植物オイルのなかでも比較的酸化しにくいのは、この成分構成によるもの。防腐剤を使わないこの処方にとって、大切な性質でもあります。

03

ハイビスカスシードオイル

化粧品表示名:ハイビスカス種子油

サンスクリット名
ジャパー(Japa)※花の名
性質
冷性(冷やす)/軽く、さらりとした
ドーシャへの働き
ヴァータ(風)—ピッタ(火)↓カパ(水)↓
働き
ほてりをやわらげ、重さを残さない
主な脂肪酸
オレイン酸・リノール酸などの不飽和脂肪酸
この処方での役割
ベースのなかで最も軽く、処方全体の重さを調整する

鮮やかな赤い花を咲かせるハイビスカスは、インドでは「ジャパ」と呼ばれ、寺院に捧げられる花であると同時に、髪のお手入れに親しまれてきた植物です。伝統的には花や葉をすりつぶしてペーストにしたり、オイルに浸して使われてきました。冷やす性質をもつ植物とされ、ほてりや乾燥の気になる季節の処方に選ばれてきた背景があります。

この処方が採用したのは、花ではなく、その種子から搾ったオイルです。オレイン酸・リノール酸などの不飽和脂肪酸に富み、軽やかでさらりとした感触をもちます。

ナーガラージが配合を組むとき、最初に採用が決まったオイルです。

04

アムラオイル

化粧品表示名:アンマロク果実エキス

サンスクリット名
アーマラキー(Amalaki)
性質
冷性でありながら、消化後は甘みに転じるとされる
ドーシャへの働き
ヴァータ(風)↓ピッタ(火)↓↓カパ(水)↓
3つすべてを整える、めずらしい素材
働き
ラサーヤナ(若々しさを保つもの)。髪の処方の中心に据えられてきた
主な成分
ビタミンC、ポリフェノール類、タンニン
この処方での役割
処方の核。アーユルヴェーダの中心素材

アムラは、アーユルヴェーダで「ラサーヤナ」——若々しさを保つもの——と呼ばれる素材の、その代表格です。

そしてアーユルヴェーダの処方に、くり返し登場する素材でもあります。とりわけヘアケアでは、伝統的なヘアオイルにもトリートメントにも、当たり前のようにアムラの名前があります。こと髪に関しては、これ以上に重んじられてきた素材はないと言っていいほどです。インドの家庭でアムラのオイルを髪になじませる光景は、今も日常の一部として続いています。伝統のヘアオイルにアムラがない、ということはありえません。

アムラが特別なのは、3つのドーシャ(性質)すべてを整えるとされる、めずらしい素材だという点です。多くの素材はどれかを鎮める代わりにどれかを上げますが、アムラにはその偏りがないと考えられてきました。

成分としてのアムラは、果物のなかでも際立ってビタミンCを多く含むことで知られ、ポリフェノール類やタンニンも豊富な果実として、食品・化粧品の双方の分野で長く研究されてきました。

05

ヒマシ油

キャスターオイル / 化粧品表示名:ヒマシ油

サンスクリット名
エランダ(Eranda)
性質
温性(温める)/重く、とろりと粘りが強い
ドーシャへの働き
ヴァータ(風)↓↓ピッタ(火)↑カパ(水)↓
働き
乾いてこわばったところをゆるめる。古典で「ヴァータの薬」の筆頭に挙げられてきた
主な脂肪酸
リシノール酸(全体の約9割)
この処方での役割
仕上がりのつやとまとまりを決める

ヒマシ油は、トウゴマの種子から得られる、とろりと粘りの強いオイルです。インドでは「エランダ」と呼ばれ、古典的なオイル処方に繰り返し登場してきました。温める性質と、重さ・粘りをあわせもつオイルとして位置づけられ、乾いてこわばりがちなところへの処方に用いられてきた歴史があります。

成分上の最大の特徴は、リシノール酸という脂肪酸が全体の9割近くを占めること。植物オイルのなかでもきわめて珍しい構成で、これがヒマシ油ならではの粘りと、乾いたあとに残るなめらかで深みのあるつや感を生んでいます。ヘアオイルに「つや」を求めるとき、ヒマシ油に代わるものはなかなかありません。

毛髪につやを与え、まとまりのある手ざわりへ導く——仕上がりの質を決める役割を、このオイルが担っています。使いやすい質感と効果が発揮できる分量に調整して配合しました。

06

サンダルウッド

化粧品表示名:ビャクダン油

サンスクリット名
チャンダナ(Chandana)
性質
冷性(冷やす)/軽く、澄んだ
ドーシャへの働き
ヴァータ(風)↑ピッタ(火)↓↓カパ(水)↓
働き
熱を帯びた高ぶりを鎮める。心と頭の両方を静める香り
香りの主成分
サンタロール
この処方での役割
香りの芯。時間が経つほどに立ち上がる

サンスクリットで「チャンダナ」。インドでサンダルウッドは、寺院で焚かれ、瞑想の場に置かれてきた聖なる香木です。アーユルヴェーダでは冷やす性質をもつとされ、高ぶりやすいピッタを鎮める素材として親しまれてきました。

香りは、甘さとほのかな乳のような丸みをもつ、深く長く残るウッディノート。時間が経つほどに立ち上がり、このオイルの香りの芯を担っています。

07

ユーカリ

化粧品表示名:ユーカリ葉油

インドでの呼び名
ニルギリ(Nilgiri)※後世の呼び名
性質
温性/軽く、澄んだ清涼感
ドーシャへの働き
ヴァータ(風)↑ピッタ(火)↑カパ(水)↓↓
働き
重く湿ったものを晴らし、こもりをひらく
香りの主成分
1,8-シネオール(ユーカリプトール)
この処方での役割
軽さと明るさ。8つのなかで唯一カパを担う

ユーカリはオーストラリア原産で、インドに渡ったのは19世紀のこと。古典の時代からある素材ではありませんが、澄んだ清涼感のある香りは、重く湿りがちなものを晴らすものとして、インドの暮らしになじんでいます。

香りの主成分は1,8-シネオール(ユーカリプトール)。8つのなかで、重さやべたつき——カパ——を受けもつのは、このオイルだけです。

08

ラベンダー

化粧品表示名:ラベンダー油

サンスクリット名
なし(アーユルヴェーダの古典に登場しない植物)
性質
やや冷やす/穏やか
ドーシャへの働き
ヴァータ(風)↓ピッタ(火)↓カパ(水)—
現代のアーユルヴェーダ・アロマテラピーでの位置づけ
働き
高ぶりを鎮め、リラクゼーションをもたらす
香りの主成分
酢酸リナリル、リナロール
この処方での役割
日本の暮らしへ橋を架ける香り

ラベンダーは地中海沿岸を故郷とする植物で、アーユルヴェーダの古典に登場する素材ではありません。それでも加えているのは、リラクゼーションのためです。

香りの主成分は酢酸リナリルとリナロール。世界中でくつろぎの時間に選ばれてきた、穏やかで甘みのあるフローラルの香りです。

サンダルウッドの深さ、ユーカリの清涼感、そしてラベンダーの穏やかさ。合成香料を使わず、この3つだけで、使うひとときの空気を組み立てています。

04全成分表示

配合量の多い順 ヤシ油、ゴマ油、ハイビスカス種子油、アンマロク果実エキス、
ヒマシ油、ビャクダン油、ユーカリ葉油、ラベンダー油

055000年の知恵

アーユルヴェーダが体系づけられたのは、およそ5000年前。顕微鏡も成分分析もない時代に、人々は観察と分類だけで理論を組み上げ、素材の性質と人の状態を、同じものさしで測れるようにしました。

その構造のうえで選ばれ、使い継がれてきたオイルたち。その処方は、いまも伝統医療として受け継がれています。

※ 本ページはアーユルヴェーダにおける伝統的・文化的な位置づけ、および各成分について一般に知られている性質をご紹介するものであり、本製品の効果・効能や医薬品的な作用を示すものではありません。ドーシャへの働きに関する記載は、アーユルヴェーダの古典的な文献および伝承にもとづく分類の紹介です。効果・効能に関する表現は、化粧品として認められた範囲にとどめています。

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