実は5000年前からのスーパーハーブ。「CICA(シカ)」の正体、知っていますか?
Share
oil stories — cica
韓国コスメでおなじみの「CICA(シカ)」。肌荒れを鎮めてくれる、あの緑色のパッケージの成分です。
新しい美容成分だと思っている人がほとんどですが——実はこれ、インドで5000年前から“最重要ハーブ”のひとつとして大切にされてきた植物なんです。しかも、美容とはちょっと違う、意外な用途で。
知ると誰かに話したくなる、CICAの正体をご紹介します。
そもそもCICA(シカ)って、何からできてるの?
CICAの正体は、ツボクサという一枚の葉っぱの植物です。
- 学名Centella asiatica
- 英語での呼び名ゴツコラ
- サンスクリット名マンドゥーカパルニ(カエルの足)
この葉に含まれる特別な成分(アシアチコシド、マデカッソシドなど、舌を噛みそうな名前です)が、肌にうれしい働きをすることから、世界中のスキンケアで引っ張りだこになりました。
つまり「CICA」は成分のニックネームで、その中身はれっきとした一種類の植物。まずここが、意外と知られていません。
豆知識① CICAは「肌を鎮める」ことで人気になった
CICAが世界的にヒットしたのは、ゆらいだ肌を落ち着かせてくれるから。
研究では、ツボクサの成分が、肌の赤みや刺激のもとになる“炎症のスイッチ”をおさえる働きを持つことが確認されています。
乾燥や紫外線、マスク蒸れ——現代の肌はストレスだらけ。そんな敏感に傾いた肌を、そっと鎮めてくれる。だから緑のCICA製品は「困ったときのお守り」として愛されているのです。
豆知識② 実は「ハリ」にも関わる、働き者だった
CICAは鎮めるだけではありません。
ツボクサの成分には、肌のハリを生み出す土台となるコラーゲンづくりを応援する働きがあることも、研究で報告されています。さらに、紫外線で発生する肌の“サビ”(酸化)から守る抗酸化のパワーも。
鎮めて、守って、
ハリを支える。
一枚の葉っぱとは思えない働き者ぶりです。
※ これらは成分を使った研究段階の話で、「塗れば必ずこうなる」という意味ではありません。でも、これだけ研究が積み重なっている植物は珍しいのです。
豆知識③ インドでは、CICAは「肌の草」ではなかった
ここからが本題です。
このツボクサ、アーユルヴェーダでの正式名は「マンドゥーカパルニ」。葉の形がカエルの足に似ていることから付いた名前です。
そして面白いのが、その使われ方。ツボクサは肌のためというより、「メダヤ」——知性や記憶力を高め、心を整える草として重んじられてきました。神経を穏やかに滋養するハーブとして、心身のケアの伝統の中にあったのです。
さらにアーユルヴェーダには「ラサーヤナ」という、若々しさと生命力を保つ最上位の霊薬グループがあり、ツボクサはその代表格。肌の手当てにも使われましたが、その本質は“心身まるごとを養う草”でした。
いちばんの豆知識④ 「心を整える草」と「肌を整える成分」は、同じだった
不思議じゃないですか?
インドの伝統では「心を整える草」。現代科学では「肌を落ち着かせる成分」。まったく別の話に聞こえます。でも、よく見ると——どちらも「乱れを鎮めて、ととのえる」という、同じ性質を指しているのです。
心のざわつきを鎮める草は、
肌のゆらぎも鎮めていた。
5000年前の人々は、コラーゲンも炎症の仕組みも知らないまま、この草の“ととのえる力”を見抜いて、大切にしてきた。そして現代の科学が、まったく別の角度から「確かにこの葉には、鎮めて整える力があります」と証明した——。
新しいと思っていたCICAが、実は5000年分の知恵の結晶だった。そう思うと、あの緑のパッケージが、少し違って見えてきませんか。
流行の最先端に見えるものが、実は太古の知恵と地続きだった——。次にドラッグストアで緑のCICA製品を見かけたら、その葉っぱの長い長い物語を、ちょっとだけ思い出してみてください。
ナーガラージと、CICAのこと
ナーガラージも、この葉の力に惚れ込んだひとつのブランドです。
アーユルヴェーダ5000年の知恵を現代の日本に届けたい——そんな想いから、ツボクサ(CICA)をフェイスオイルとスカルプオイルの両方に配合しています。
昼用フェイスオイル
日中の肌を守る一本。ゆらぎがちな肌を落ち着かせる一員として。
夜用フェイスオイル
眠っている間にととのえる一本。うるおいとハリを支える設計の一角として。
スカルプオイル
頭皮のための一本。乾燥しがちな頭皮をすこやかに保つために。
アーユルヴェーダのドクターからも「肌にいいよ」とおすすめされるツボクサ(CICA)。
肌にも、頭皮にも。「鎮めて、ととのえる」ツボクサの力は、アーユルヴェーダが見抜いた通り、私たちの毎日のケアに静かに寄り添ってくれます。
流行りの成分としてではなく、5000年受け継がれてきた一枚の葉として。ナーガラージは、これからもこうした植物の物語を、ひとつずつ現代に応用しています。