ハイビスカスには、2つの顔がある——種子のオイルと、花の浸出オイル

ハイビスカスには、2つの顔がある——種子のオイルと、花の浸出オイル

oil stories — hibiscus

同じ花から生まれる、
ふたつのちがうオイル

赤く咲くハイビスカスは、インドで古くから「髪の女神の花」と呼ばれ、髪や肌の手入れに用いられてきました。けれど、ひとくちに「ハイビスカスのオイル」といっても、実はまったく性格の異なる2つの形があります。ひとつは、花が散ったあとに残る種子から搾るオイル。もうひとつは、花びらそのものをオイルに漬け込んでつくる、浸出オイル(インフュージョンオイル)


原料は同じ植物なのに、どこを、どう使うかで、まるで違う個性が生まれる。今日は、その2つのちがいと、それぞれが得意とすることのおはなしです。

ハイビスカス種子オイル
——種を搾る、じっくり派

ひとつめは、種子から搾られるオイルです。

花びらの華やかさではなく、花が終わったあとに残る小さな種子。そこにこそ、アーユルヴェーダが大切にしてきた恵みが凝縮されている、と考えられてきました。

種子から搾ったオイルには、ビタミンE(トコフェロール)やリノール酸・オレイン酸といった、植物オイルらしい成分が含まれます。比較的軽やかで肌になじみやすく、酸化しにくいという扱いやすさもあり、日々の手入れにくりかえし使うのに向いた、落ち着いた性格のオイルです。

種子オイルが得意とすることは、時間をかけて、じっくり寄り添うこと。すぐに何かが劇的に変わる、という派手さより、続けるほどに心地よさを実感していく——そんな内側から養うタイプのオイルといえます。

※これらは成分としての一般的な特徴であり、特定の効果を保証するものではありません。

ハイビスカス花の浸出オイル
——花を漬け込む、めぐり派

もうひとつが、花びらをオイルに漬け込んでつくる浸出オイル(インフュージョンオイル)です。

つくり方は、シンプルだけれど手間のかかるもの。ベースとなる植物オイルに、ハイビスカスの花をじっくり漬け込み、時間をかけて花の成分をオイルへ移していきます。搾るのではなく、“移す”——アーユルヴェーダがハーブオイルをつくるときの、伝統的な手法です。

花には、種子とはまた違う成分が含まれます。花の色のもとになるポリフェノール類などが、オイルにゆっくりと溶け出していく。こうしてできた浸出オイルは、めぐりや、肌が明るく見えるようなつかい心地で知られ、巷では「天然のボトックス」という愛称で呼ばれることもあるほど、花の力に期待を寄せられてきた素材です。

(※「天然のボトックス」はあくまで一般に用いられる俗称であり、医薬品のような作用を示すものではありません。)

花の浸出オイルが得意とすることは、つかった瞬間の心地よさ、めぐるような使用感。じっくり型の種子オイルに対して、こちらは“いま”に働きかける、はつらつとした個性をもっています。

種子と花、2つを使い分けるという発想

同じハイビスカスでも、種子と花では、得意なことがちがう。

seed / 種子オイル

じっくり、内側から

続けるほどに寄り添う、落ち着いた個性。

flower / 花の浸出オイル

いま、めぐるように

つかった瞬間の心地よさが際立つ個性。

だからこそ、ほんとうは「どちらが優れているか」ではなく、「何をしたいか」で選び分けるのが、この植物の一番の楽しみ方。アーユルヴェーダが素材を性質で読み解いてきたように、目的に合わせて使い分けることで、ハイビスカスはその力を存分に発揮してくれます。

どちらが優れているか、ではなく、
何をしたいか、で選ぶ。

Nagarajでの、ハイビスカスの使い分け

わたしたちナーガラージでも、この2つの性格を、それぞれ違う商品に活かしています。

じっくり内側から養いたいところには、ハイビスカス種子オイルを。

髪と頭皮をじっくり養う頭皮オイル2種と、夜にゆっくり肌を休ませる夜用のフェイスオイルに。時間をかけて寄り添う種子オイルの個性が、じっくり型のケアによく合うからです。

いま、めぐるような心地よさがほしいところには、ハイビスカス花の浸出オイルを。

朝の肌にはたらきかける、昼用のフェイスオイルに。一日のはじまりに、はつらつとした使用感で寄り添ってほしいから、種子ではなく、花を漬け込んだ浸出オイルを選びました。

同じ「髪の女神の花」から生まれた、2つのオイル。あなたのお悩みに合わせて、種子と花——どちらも力を発揮します。

フェイスオイルは秋頃に予約販売予定です!

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