ココナッツオイルは、髪にとっての"特別なオイル"

ココナッツオイルは、髪にとっての"特別なオイル"

oil stories — coconut

暑い土地で、
髪を守りつづけてきたオイル

インドの伝統医学アーユルヴェーダには、5000年かけて選び抜かれてきた「オイルの知恵」があります。その中で、セサミオイルが「温めるオイル」として核にあるなら、ココナッツオイルはちょうどその逆——「冷性」、ほてりを鎮めるオイルとして扱われてきました。強い陽射しの南インドやスリランカで、髪と頭皮の日常を支えてきた、暮らしに欠かせない一本です。


そしてこのココナッツオイル、髪のケアという点では、科学的な視点からも興味深い報告が重なっているオイルでもあります。知ると少し世界が変わる、オイルのはなしです。

アーユルヴェーダにとっての、ココナッツ

アーユルヴェーダでは、オイルそのものにも性質があると考えます。

ココナッツオイルは「冷性」——熱やほてりを穏やかにととのえるオイルとされてきました。暑さで火照りやすい土地では、体を冷やしすぎず、けれど過剰な熱を鎮める、その塩梅のよさが重宝されたのです。

体質を三つのエネルギー(ドーシャ)で読み解く考え方の中では、熱の性質をもつ「ピッタ」を穏やかにする素材として、伝統的に位置づけられてきました。だからこそ、乾きやすく火照りやすい頭皮の手入れに、古くから冷やすオイルのココナッツが選ばれてきたのです。

現代科学が見つめる、ココナッツオイルと髪

髪のケアという点で、ココナッツオイルはたびたび研究の対象になってきました。

いくつかのオイルを比べた知られた実験では、ココナッツオイル・ヒマワリ油・鉱物油を試したところ、髪の傷みに関わる指標に違いが見られたと報告されています。

その鍵とされるのが、分子の形です。ココナッツオイルの主成分ラウリン酸は、比較的小さくまっすぐな形をしています。そのため、表面をなじませるだけの他のオイルと違い、髪の内部にまで入り込みやすいと考えられてきました。

内部になじんだオイルが、髪が水を含んでふくらむのをやわらげ、洗うときの負担を減らす。実験では、傷んだ髪から流れ出るタンパク質が、条件によってかなり減ったという報告も出ています。

(オイルを用いた実験の例であり、製品としての効果を示すものではありません。)

5000年前から知っていた、「塗って、置いて、洗う」

いちばん面白いのは、ここからです。

その実験は、こうも教えてくれました。ココナッツオイルは「シャンプーの後」ではなく「前」に、しばらく置いてから洗うのが、より効果的だと。

これは、アーユルヴェーダのやり方そのものなのです。髪と頭皮にオイルをなじませ、時間をおいてから洗い流す——インドで何千年も続いてきた「オイルパック」の作法と、ぴたりと重なります。

理由も仕組みも知らないまま、経験だけで「塗って、置いて、洗う」という順序にたどり着いていた。そして現代の実験室が、5000年越しに「その順番で合っています」と言葉を添えた。伝統の知恵の底力を感じる話です。

経験がたどり着いた場所へ、
科学が5000年越しに追いついた。

鎮めるオイル、ココナッツ。暑い土地で髪を守りつづけ、経験だけでたどり着いた「塗って、置いて、洗う」という作法に、現代の研究がそっと言葉を添えました。次にココナッツを手に取るとき、少しだけ、その奥行きを思い出してみてください。

ココナッツオイルが主成分の頭皮ヘア用オイル。ぜひ試してみてください。

お取り扱いについて 天然ココナッツオイルは20℃以下で固まる性質があるため、秋冬になると固まります。湯煎で温めるか、体温程度ですぐ液体に戻りますので、お試しください。

ココナッツオイルが主成分の、頭皮・ヘア用オイル

ブログに戻る